2014年2月28日金曜日

PMIの2014年パルス・オブ・ザ・プロフェッションを読んで

中嶋です。
2014年2月も今日で終わり、いよいよ花粉シーズン到来ですね。
花粉症対策はバッチリですか?

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さて、今回は「PMIの2014年パルス・オブ・ザ・プロフェッション」を読んで、
自分なりの考察をまとめたいと思います。(記事はこちら

要約すると、
「プロジェクトやプログラムに投資している額に対して、10%近く損失が出ている」
「業績の良し悪しでプロジェクトの成功率が50%近くも変わる」
とのことで、まだまだプロジェクトに対する改善の余地ありとなります。
プロジェクト改善に向けて日々頑張っている自分としては、非常に耳の痛い話です。

これだけだと残念なお話でおしまいとなってしまうのですが、
成功率を上げるために注力するポイントについても記載してくれています。

改善ポイント1:人材
 変化に対応できる社風を作り出すこと
 プロジェクトマネージャー向け能力開発プログラムとキャリアパスを提供すること
改善ポイント2:プロセス
 改善ポイント1の取り組みを推進する支援者、プロセスを確立すること
改善ポイント3:成果
 プロジェクトの評価基準を確立し、振り返りの文化を定着させること

要するに、
 「プロジェクトマネージャーを育てる環境を作りましょう」
ということでしょうか?

確かにマネジメントが定着していないプロジェクトは失敗する傾向にあるので、
改善ポイントとしてマネージャーにフォーカスが当たるのも分かります。
しかし、現場でプロジェクトの支援を経験してきた自分からすると、
マネージャーになる前から「マネジメント」を学ばせておくことが重要と感じています。

マネジメント力は、後天的に得ることが出来る能力ではありますが、
センスの有る・無し、向き・不向きによって成長までの時間も個人差があります。
また、組織の全員がマネージャーになる必要はありませんので、
将来のマネージャー候補を見つけるという意味でも、
早くからマネジメントを学ばせる・経験させることは大切です。

そういった意味では、マネージャーではなく、
 「"新人や入社前から"マネジメントについて学ばせる、擬似的に経験させる」
といった環境作りが大切なのかもしれませんね。

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