2010年10月11日月曜日

PPM取組み時のチェック項目

先週に続いて、今週もWeb記事からの紹介です。今回はCIO Onlineから。。。
先にお断りしておくと、Blog更新の手を抜いている訳ではありません。私の投稿よりも有用な情報が巷に溢れているだけです(^^;


米国の調査会社(スタンディッシュグループ)の最新の調査結果を引き合いに出し、

「プロジェクトの68%が失敗に終わっている」という残念な事実から、
「プロジェクトを成功させるためにはPPMが重要」という逆説的な訴えに繋がり、
しかし、「PPMの導入にも失敗が多くあるから注意が必要」という前振り?

という形で半ば強引に論理展開されていますが、興味深いのは「筆者の経験」に基づき紹介されている「PPM導入失敗の背景にある広く定着している“誤った”通説」です。
【通説1】PPMを実施するのはIT部門である 
【通説2】適切なツールを選べばPPMの導入は成功する
【通説3】導入当初からPPMのベスト・プラクティスに従うべき


通説に対する著者の見解(あるべき論)を読んでいくと非常に納得感があるのですが、、、逆に納得感がありすぎてちょっと違和感があります。
「あるべき論」を強調するために・・・「広く定着している誤った通説がある?」なんて、勘ぐった見方をしてしまうのは、私の人間性に問題があるのかも?( ̄ー ̄)

文章の構成の穿った見方は、さておき・・・後半に紹介されている「PPMの導入に向けたチェック項目」も、確かになーと思ったのでご紹介(引用)しておきます。

(1)現在、組織として結論を出すのに苦労している重要な意思決定事項は何か 
(2)日常的なアクセスを必要とする情報は何か 
(3)プロジェクト・ポートフォリオに関して、入手が困難で迅速な意思決定の妨げとなっている情報は何か 
(4)現在入手済みのプロジェクト最新情報で、未完のタスクやその理由を把握できているか 
(5)目標とするPPMの成熟度を達成するため、新たに全社規模のプロセスを導入する必要がある場合、その作業に深く関与する意思はあるか 

いづれの項目も「当たり前」と言ってしまえばそれまでで、目新しい内容ではないのですが、PPMの取組み開始時にこの項目をちゃんとチェックできているか?
また、この5項目を関係者が共有認識として持てているか?によって、その後の展開は大きく違ってくる気がします。
という訳で、「実践的なPPM取組み時のチェック項目」として、参考にしたいと思います。

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